寒い木曜の深夜に微笑んで

寒い木曜の深夜に微笑んで

夏休みも半分ほどたった頃の日暮れ前。
「缶ケリ」で鬼になってしまった少年は、ものすごくお腹がペコペコだった。
捕まえても捕まえても、缶をけられて捕虜が脱走するので、もう今日の缶蹴りは終わらないんじゃないかと、逃げていく友達の背中を見ていた。
クタクタにつかれて家まで戻ると、扉を開ける前に、今日の晩御飯が分かった。
とびっきり美味しそうなカレーの香りに、少年は疲れがふっとんだ。

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★★